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【マダガスカルジカッコウとは】生息地や絶滅の原因・生き残りの可能性

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豊かな自然と、多くの固有種を有するマダガスカル島。

かつてここには、美しい青い羽をもつ鳥が暮らしていました。

今回はそんなマダガスカルジカッコウについてまとめてみました。

「マダガスカルジカッコウ」とは

身体的特徴

全長は55㎝ほど。

目の周りが青、翼と頭が紺、喉、胸、腹は白の羽毛でそれぞれ覆われていました。現在マダガスカル島に現存するジカッコウ達は鮮やかな色を持つものが多いので、彼らもまたそうだったのでしょう。

残された標本からは、彼らがとても美しい鳥であったことがわかります。

生態的特徴

食性としては、カタツムリを好んで食べていたようです。

そして、カッコウと言えば托卵のイメージが強いかもしれませんが、マダガスカルジカッコウは托卵をしなかったそうです。

「マダガスカルジカッコウ」の分布・生息地

マダガスカル島の北東にあるサント・マリー島にその生活の拠点を構えていました。

静かな入り江と豊富な水資源、果物を持つこの島は、かつて多くの海賊たちが出入りし、かの有名なキャプテン・キッドのこの島を拠点としていたほどだったそうです。

「マダガスカルジカッコウ」の絶滅した原因

詳しいことはわかっていないようですが、おそらく移民による都市開発で住環境が破壊され、住処を失ってしまったというのが原因だと言われています。

「マダガスカルジカッコウ」の生き残りの可能性

最後の標本が1834年に採集されて以降、目撃情報等は一切ないようです。マダガスカルジカッコウはこの世にたった13体の標本のみを残して、完全に絶滅してしまいました。

まとめ

マダガスカル諸島にはこれまで、10種類のジカッコウ族が暮らしてきました。

その中で絶滅に追いやられてしまったのはマダガスカルジカッコウだけ。

絶滅の足取りについては詳しく明らかになっていませんが、彼らにのみ降りかかる不幸があったのでしょう。