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【リュウキュウカラスバトとは】生息地や絶滅の原因・生き残りの可能性

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大きな体に、艶のある黒い羽。太陽の下で見たならば、きっと立派で美しい鳥だったのでしょう。

リュウキュウカラスバトは、沖縄とその周辺の地域に暮らしていたと考えられるカラスバトの一種です。

今回はそんな彼らについてまとめてみました。

「リュウキュウカラスバト」とは

身体的特徴

リュウキュウカラスバトは、境内や公園で見ることのできるドバトなどよりも一回り大きく、全長は45㎝ほどです。

全身は黒色の羽毛で覆われていますが、首の付け根あたりに三日月形の白灰色の斑点があります。

頭の辺りは紫がかった光沢のある黒、そこから斑点に至るまでの部分は緑がかった黒色だったようです。

生態的特徴

生態については詳しい記録は残っていませんが、カラスバトと同様に森の中で木の実などを食べて生活していたのではないかと言われています。

「リュウキュウカラスバト」の分布・生息地

リュウキュウ、というだけあり、生息地はやはり沖縄。

それも本島と周辺の島々、大東諸島にも分布していました。

「リュウキュウカラスバト」の絶滅した原因

絶滅の原因についてもはっきりと明らかになっていませんが、おそらく食用に捕獲され数が減ったこと、森林破壊の進行によって住処を奪われたことではないかと言われています。

「リュウキュウカラスバト」の生き残りの可能性

最後に生息していたのは南大東島で、1922年に12羽が採集されました。

最後の情報は1936年のもので、それ以降は記録がなく、絶滅してしまったものと考えられています。

まとめ

このリュウキュウカラスバトの珍しい標本は、公益財団法人山階鳥類研究所のホームページで見ることができます。

是非見てみてはいかがでしょうか。